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売上があれば事業は安泰

  • クロ
  • 7月17日
  • 読了時間: 3分

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はじめに


事業を成長させるために「営業力」はもちろん重要です。

売上が無ければどうしようもありません。


それは確かなのですが、事業を維持していくためには、売上の確保と同じくらい計数管理というものも大事になってくるということをこれから事業をスタートされる方には意識してほしいと思います。


今回は、実際の事例をベースにその重要性をお伝えします。



計数管理を実行して黒字倒産を回避


その会社は、非常に高い営業力をっていました。優良な顧客がついています。社長もザ・営業マンで、バイタリティのある方です。


なので、バンバンとアクセルをを踏んで、どんどん事業を前に進めるのですが、如何せん、お金がない。本来は、手元の資金量と相談しながら事業を推進していくべきかと思うのですが、止まりません。お金は後から何とかなると言わんばかりに前に進みます。実際に、支払いに窮するとその月に必要なだけの売上をとってきて、なんとか支払いを済ませるという状況が続きました。



税理士の僕では毎日会社のサポートができません。月に1~2回時間をつくるのが精一杯ですし、社内に常駐している訳ではないので具体的な事務仕事に携わることはできません。


いつも黒字倒産(利益はあるのだけどお金が無くて支払が出来ずに倒産すること)をギリギリのところで回避している状況でした。


戦闘部隊だけで、兵站部隊(物資を届ける部隊)のいない軍隊のような感じです。どんなに戦闘力の高い部隊でも、物資が枯渇してしまえば最終的には倒れてしまいます。


まさにそのような状態で、売上が伸びてきている反動もあり、どんどん数字(お金)のコントロールが難しくなっていきました。限界にきていたので、身内や知り合いの中から、経理やお金周りのことをお願いできる人を会社に入れていただきました。


そこで現状をお伝えして、リアルタイムで数字の管理をしていただき資金ショートしないようにコントロールしていただきました。第三者が入ることで、支出の透明性も向上しました。


また、『支出=経費』とならない固定資産の購入や在庫の購入についても、厳しく管理してもらうようにしました。


※固定資産や在庫を購入すると、キャッシュアウトはしますが経費ではないので利益は減少しません。結果、納税は発生するがお金はないという状況に陥ります。



辛抱強くお金の管理を行い少しずつ資金量が増えていき、資金繰りを少しずつ改善させていきました。



ここで起業される方へのアドバイスとして、事業者自らが計数管理を行うか、厳しいのであればそのような人材を確保する必要があります。いずれも難しい場合は、税理士とのコミュニケーションを密にとるという選択をすることになろうかと思います。※ただし、この税理士を活用するというのは、限界があると思いますので、いずれは人材を確保することになります。


いずれにしても、数字なんてものは税務署に出すだけだし、売上があればいいんでしょ(こういう意識の経営者は多いですが!)、というような意識は持たないようにするのが大切かなと思います。



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