AI税理士の経営管理教室 第3回利益はBSのどこに残る?
はじめに
素朴な問いを一つ。
今年、会社が300万円の利益を出したとします。
損益計算書は、
次の事業年度になるとまたゼロから始まりますよね。
では、
今年の300万円の利益はどこへ行くと思いますか?


「損益計算書が毎年リセットされるなら、 去年までの利益は消えてしまうんですか?」

「消えずに姿を変えて翌期も残っているんですよ!
会社へ残した利益は、BSの純資産の中に積み上がっていきます。」
毎年の利益は、会社の中に「履歴」として残る
たとえば、単純化して考えます。
今年、税引後で500万円の利益を会社に残した。
翌年も500万円。
その翌年も500万円。
こうして残してきた利益は、
純資産の中の利益剰余金などとして、
翌年へ、さらにその翌年へと引き継がれていきます。
つまり利益は、
その年だけの成績で終わるものではありません。
毎年の利益が積み重なって、会社の土台になっていく。
ここがとっても大切なんです。
ただし「純資産=現金」となるわけではない。
ここで一つ注意があります。
純資産が1,000万円あるから、
銀行口座にも1,000万円ある、
という意味ではありません。
会社に残した利益は、
現金で残っていることもあれば、
売掛金や在庫、設備などに姿を変えていることもあります。
第1回でお話しした、
「利益と現金は別の数字」
ということが、ここでもつながります。
利益はその年で消えません。 会社に残した利益は、純資産として次の年へ引き継がれていきます。

今日のポイント
第3回で覚えてほしいのは、
利益を残すことは、会社の土台を厚くすること
ということです。
PLで生まれた利益は、
会社に残せばBS(純資産)へ積み上がっていきます。
PLとBSがまったく別の書類ということではなくて、 繋がりを持った書類であるということが見えてきたのではないでしょうか。
次回は、売上が増えたときのお金を見ます
「売上が増えれば、資金繰りも楽になる」
そう思いたくなりますよね。
でも、実際には反対のことが起こる場合があります。
そんなところにフォーカスしてみていきます。



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